静岡で外装リノベーションするなら?屋根・外壁をまとめて改修するメリットと注意点

静岡で外装リノベーションするなら?屋根・外壁をまとめて改修するメリットと注意点

静岡で住宅の外装リノベーションを検討するとき、「屋根だけ直すべきか」「外壁も一緒に工事した方がいいのか」と迷う方は少なくありません。屋根と外壁は別々の部位ですが、住宅を雨や風から守る外装としてつながっており、取り合い部分や板金、防水、雨樋など施工上の関係も深い部分です。

そのため、劣化状況や今後のメンテナンス計画によっては、屋根と外壁をまとめて改修することにメリットがあります。ただし、何でも同時に工事すればよいわけではありません。この記事では、静岡県中部で住宅外装工事を行う株式会社S・B・Gが、屋根・外壁をまとめて改修する考え方と、工事前に確認したい注意点を専門施工店の視点から解説します。

外装リノベーションとは?屋根と外壁をまとめて考える理由

「リノベーション」という言葉は内装工事で使われることも多いですが、住宅の外装でも、屋根や外壁などを総合的に改修する工事を外装リノベーションと呼ぶことがあります。

外装リフォームと明確な法律上の区分がある言葉ではありませんが、単純な部分補修や塗装だけではなく、屋根・外壁を含めて住宅外装を見直す工事という意味で使われることが多い言葉です。

屋根と外壁は別々の工事でも、建物としてはつながっている

屋根と外壁は、それぞれ独立した部位に見えます。

しかし実際の住宅では、

・屋根と外壁が接する部分
・軒先やケラバ
・軒天
・雨樋
・庇
・下屋根と外壁の取り合い
・バルコニー周辺
・換気フードや配管周辺
・各種板金部材

など、多くの部分で関係しています。

特に住宅外装の施工では、単に屋根材や外壁材を新しくするだけではなく、雨水をどこへ流し、どこから建物内部へ入れないようにするかという「雨仕舞」の考え方が重要です。

そのため、屋根と外壁の両方に劣化が見られる住宅では、それぞれを完全に別の工事として考えるのではなく、住宅外装全体を一度確認したうえで改修方法を決めることが大切です。

外装リノベーション=すべて交換することではない

外装リノベーションというと、屋根も外壁もすべて新しくする大規模工事を想像するかもしれません。

しかし、必要な工事は住宅によって異なります。

たとえば、

屋根はカバー工法、外壁は塗装。

屋根は部分修繕、外壁はカバー工法。

屋根は葺き替え、外壁は塗装。

屋根と外壁の両方をカバー工法。

といった組み合わせも考えられます。

重要なのは工事範囲を大きくすることではありません。

屋根と外壁それぞれの状態を診断し、その住宅に必要な工事を組み合わせることが外装リノベーションの基本です。

屋根・外壁をまとめて改修するメリット

屋根と外壁の両方にメンテナンスの必要性がある場合、まとめて工事することにはいくつかのメリットがあります。

足場を共通化できる可能性がある

屋根工事や外壁工事では、安全な施工のために足場が必要になるケースがあります。

たとえば、今年は外壁工事のために足場を設置し、数年後に屋根工事で再び足場を設置すれば、それぞれの工事で足場の設置・解体が発生します。

屋根と外壁の両方に工事の必要性がある場合、同じタイミングで施工することで、一つの足場を屋根工事と外壁工事で使用できる可能性があります。

ただし、「足場代がもったいないから必要のない工事まで行う」という考え方はおすすめできません。

あくまで、屋根と外壁の両方に工事の必要性があることが前提です。

屋根と外壁の取り合いを一体的に考えられる

専門施工店として特に重要だと考えるのが、屋根と外壁が接する「取り合い」です。

たとえば1階部分に屋根があり、その上に2階の外壁が立っている住宅では、屋根と外壁が接する部分に雨仕舞のための板金が施工されています。

このような場所では、

「屋根は屋根」

「外壁は外壁」

と完全に切り離して考えられない場合があります。

屋根カバー工法と外壁カバー工法を同時に行う場合などは、どちらをどの位置まで施工し、板金をどう納め、雨水をどの方向へ排出するかまで考える必要があります。

屋根・外壁をまとめて計画することで、こうした接続部分を含めて外装全体の納まりを設計しやすくなります。

メンテナンス計画を整理しやすい

屋根と外壁を別々の時期に改修すると、

「外壁はいつ工事したのか」

「屋根はあと何年くらい使う予定なのか」

「次はどこを直すのか」

と、住宅外装のメンテナンス時期が分散します。

屋根と外壁をまとめて改修すれば、住宅外装全体の状態を一度整理できます。

ただし、屋根材と外壁材、塗膜、シーリング、板金部材などはそれぞれ劣化の仕方が異なります。

一度まとめて工事をしたからといって、その後すべての部位が同じタイミングでメンテナンスを迎えるとは限りません。

施工後も定期的に状態を確認することが重要です。

外観を一体的に設計できる

外装リノベーションでは、性能や防水だけでなく住宅の外観も大きく変えられます。

たとえば屋根を金属屋根へ変更し、外壁を金属サイディングへ変更する場合、屋根・外壁・雨樋・板金部材などの色をまとめて考えられます。

外壁だけ新しくして数年後に屋根を改修するより、完成後の外観をイメージしながら材料や色を決めやすいことも、同時改修の特徴です。

屋根リフォームは「塗装・カバー工法・葺き替え」を状態で選ぶ

外装リノベーションを考えるとき、屋根工事の選択肢を整理しておくことが重要です。

代表的なのが、屋根塗装、屋根カバー工法、葺き替えです。

屋根塗装

屋根塗装は、既存屋根材を残し、その表面を塗装するメンテナンス方法です。

既存屋根材が今後も使用できる状態で、主に表面の保護を目的とする場合には選択肢になります。

ただし、屋根は塗装だけで構成されているわけではありません。

屋根材の下には、雨水の侵入を防ぐためのルーフィングと呼ばれる防水材があり、さらにその下に下地があります。また、棟や谷、壁際などには板金部材が使用されています。

そのため、雨漏りが発生している住宅で「屋根を塗れば雨漏りも直る」と単純に判断することはできません。

屋根カバー工法

屋根カバー工法は、既存屋根を基本的に残し、その上から新しい防水材や屋根材を施工する方法です。

ガルバリウム鋼板などを使用した金属屋根が採用されることがあります。

既存屋根を大きく解体せずに新しい屋根を構成できることが特徴ですが、どの住宅にも施工できるわけではありません。

既存屋根材の種類、下地の状態、屋根形状などを確認して施工可能か判断します。

屋根の葺き替え

葺き替えは既存屋根材を撤去し、新しい屋根へ交換する工事です。

既存屋根を撤去するため、必要に応じて下地の状態を確認しながら修繕できる点がカバー工法との大きな違いです。

屋根材や下地の状態などによっては、カバー工法ではなく葺き替えを検討します。

つまり、

塗装・カバー工法・葺き替えのどれが優れているかではなく、現在の屋根にどの工法が適しているかが重要です。

外壁リフォームも「塗装・カバー工法・張り替え」を使い分ける

外壁も屋根と同じように、一つの工法だけですべての住宅に対応できるわけではありません。

外壁塗装

既存外壁材を今後も使用できる状態であれば、表面保護を目的として外壁塗装を行う方法があります。

色あせや塗膜劣化があるからといって、必ず外壁そのものを交換しなければならないわけではありません。

一方、既存外壁材の劣化が大きい場合や下地に問題がある場合などは、塗装だけでは必要な修繕にならない可能性があります。

外壁カバー工法

既存外壁を基本的に残して、その上から新しい外壁材を施工するのが外壁カバー工法です。

金属サイディングやガルバリウム鋼板を使用する方法があります。

外壁カバー工法で重要なのは、単純に既存外壁の上へ外壁材を張ることではありません。

窓、玄関、軒天、土台、庇、換気フード、配管などとの取り合いを確認し、それぞれをどのように納めるか考える必要があります。

外壁の張り替え

既存外壁材を撤去し、新しい外壁材へ交換する方法です。

既存外壁を撤去する必要がある場合や、下地まで確認・修繕する必要がある場合などに検討します。

外装リノベーションでは、

「屋根はカバー工法だから、外壁もカバー工法」

と工法をそろえる必要はありません。

屋根と外壁はそれぞれ別に診断し、必要な工法を組み合わせます。

外装リノベーションで重要なのは「雨仕舞」と「納まり」

屋根材や外壁材の商品選びはもちろん重要です。

しかし、建築板金・住宅外装を施工する立場から見ると、それ以上に注意したいのが雨仕舞と納まりです。

雨水を「入れない」だけでなく「排出する」ことを考える

住宅外装では、単純に隙間をすべてコーキングで塞げば防水できるわけではありません。

雨がどこに当たり、どこへ流れ、どこから排出されるのかを考えて施工する必要があります。

特に、

屋根と外壁の取り合い、谷部、開口部、庇周辺、外壁の端部、板金同士の接合部などは、雨水の流れを考えた施工が重要です。

外装リノベーションでは屋根と外壁の形状や厚みが変わる場合もあるため、既存住宅の納まりをそのまま流用できるとは限りません。

カバー工法では仕上がり位置が変わる

屋根カバー工法では既存屋根の上に新しい屋根を施工します。

外壁カバー工法でも、既存外壁の外側に新しい外壁を施工します。

つまり、完成後は既存の屋根面・壁面より外側に新しい仕上げ面ができます。

その結果、既存の雨樋、窓、庇、設備、配管、板金部材などとの位置関係も変化します。

施工前には、

「新しい材料を何にするか」

だけではなく、

「新しい屋根・外壁を既存住宅の各部とどう接続するか」

まで計画することが重要です。

ここに建築板金の加工技術や施工経験が関係してきます。

屋根・外壁をまとめて改修するときの注意点

屋根と外壁をまとめて工事することにはメリットがありますが、同時施工そのものを目的にしてはいけません。

必要のない工事まで一緒に行わない

「どうせ足場を掛けるなら全部やりましょう」という提案が、必ずしも住宅にとって最適とは限りません。

たとえば屋根に改修が必要でも、外壁がまだ十分使用できる状態なら、外壁まで大規模な改修をする必要がない可能性があります。

逆も同様です。

外壁リフォームが必要だからといって、屋根まで必ず改修する必要はありません。

足場や工期だけでなく、建物の状態を基準に判断することが大切です。

雨漏りがある場合は先に原因を調べる

外装リノベーションを検討している住宅で雨漏りが発生している場合には、工事内容を決める前に原因調査を行います。

雨漏りは屋根だけが原因とは限りません。

外壁、窓などの開口部、屋根と外壁の取り合い、板金部材、防水部分など、さまざまな場所から雨水が侵入する可能性があります。

原因を特定せずに屋根・外壁をすべて覆ってしまうのではなく、

原因調査 → 原因特定 → 必要な修繕 → 外装改修

という順序で考えることが重要です。

見積書は「屋根一式・外壁一式」だけで判断しない

外装リノベーションは工事範囲が広くなるため、見積内容も確認しておきたいポイントです。

屋根材や外壁材だけでなく、下地、防水材、板金、シーリング、雨樋、既存部材の撤去・処理、各種取り合いなど、どこまで工事範囲に含まれているのか確認します。

特にカバー工法では、完成後に見えなくなる部分もあります。

工事価格だけを比較するのではなく、何をどのように施工する見積なのかを見ることが大切です。

静岡で外装リノベーション会社を選ぶときに確認したいこと

静岡で外装リノベーションを相談する会社を選ぶ場合、屋根と外壁をそれぞれ別々に見るだけでなく、住宅外装全体を確認できるかがポイントになります。

株式会社S・B・Gでは、住宅外装を診断するときに、

「診断が変われば、工事も変わる。」

という考え方を大切にしています。

最初から屋根カバー工法と決めるのでも、外壁塗装と決めるのでもありません。

既存屋根材、外壁材、下地、防水、板金、雨仕舞、雨漏りの有無などを確認したうえで、必要な工事を考えます。

外装リノベーションを相談するときには、業者へ「何ができますか」と聞くだけでなく、

「なぜこの工法なのか」

「既存屋根・外壁は残せるのか」

「下地はどう判断するのか」

「屋根と外壁の取り合いはどう納めるのか」

「雨漏りがある場合、原因をどう確認するのか」

といった点を確認すると、工事内容を比較しやすくなります。

屋根工事、外壁工事、塗装、建築板金はそれぞれ専門分野があります。

外装全体を改修する場合には、単に複数の工事を発注するだけではなく、それぞれを一つの建物としてつなげて考えられる施工計画が重要です。

よくある質問

屋根と外壁は同時にリフォームした方がいいですか?

必ず同時に工事する必要はありません。屋根と外壁の両方に改修の必要性がある場合には、足場を共通化できたり、取り合い部分を含めて一体的に計画できたりするメリットがあります。一方、片方がまだ十分使用できる状態なら、必要のない工事まで同時に行う必要はありません。

外装リノベーションでは屋根も外壁もカバー工法にできますか?

既存屋根材・外壁材の種類、下地の状態、建物形状などによって異なります。屋根カバー工法が可能でも外壁は塗装が適している住宅や、外壁カバー工法が可能でも屋根は葺き替えが必要な住宅もあります。それぞれを個別に診断して工法を決めます。

ガルバリウム鋼板で屋根と外壁の両方を施工できますか?

ガルバリウム鋼板を使用した金属屋根や金属系の外壁材はあります。ただし、屋根用と外壁用では製品や施工方法が異なります。材料名だけで判断せず、使用箇所に適した製品と施工方法を選ぶことが重要です。

雨漏りしている住宅でも外装リノベーションできますか?

可能な場合はありますが、まず雨漏りの原因を調査することが重要です。屋根、外壁、開口部、取り合い、板金、防水部分などを確認し、雨水の侵入経路に対して必要な修繕を行ったうえで外装改修を計画します。

静岡で外装リノベーションを相談するとき、何を確認してもらえばいいですか?

屋根材・外壁材の表面だけでなく、既存材料の種類、下地、防水、板金部材、雨樋、シーリング、開口部、屋根と外壁の取り合い、雨漏りの有無などを確認してもらうとよいでしょう。そのうえで、塗装・カバー工法・張り替え・葺き替えの中から、なぜその工法を選ぶのか説明してもらうことが大切です。

まとめ|外装リノベーションは「屋根と外壁を全部新しくする工事」ではない

静岡で外装リノベーションを検討するとき、大切なのは屋根と外壁をまとめて工事すること自体ではありません。

まず屋根と外壁それぞれの状態を確認し、

残せるものは残す。
直す必要がある部分は直す。
カバーできるものはカバーする。
撤去が必要なら張り替え・葺き替えを検討する。

このように、建物の状態に合わせて工事を組み合わせることが重要です。

屋根と外壁の両方に改修の必要性があれば、同時施工によって足場を共通化できる可能性があり、取り合いや雨仕舞を一体的に計画できるメリットもあります。

一方で、屋根と外壁の劣化状態が違うのであれば、同じ工法・同じタイミングにそろえる必要はありません。

株式会社S・B・Gでは、静岡市・焼津市・藤枝市を中心とした静岡県中部で、屋根工事、外壁工事、建築板金、屋根カバー工法、外壁カバー工法、金属屋根、金属サイディング、雨漏り修理など住宅外装に関する相談を受けています。

診断が変われば、工事も変わる。

外装リノベーションでは、「何を施工するか」を先に決めるのではなく、現在の住宅に何が必要なのかを確認するところから始めることが、適切な改修方法を選ぶ第一歩です。



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